全日本選手権
【10/23(土)】
場所 広島森林公園
天気 晴
距離 12.3km×8=98.4km
リザルト 9位
誰もが1年かけて合わせてくるレース。
2020年は開催されなかったから、2年か。
自分自身も、今シーズンはこのレースを最大の目標として走ってきました。
目標は6位。ただ、もしかしたら、全てが上手くいったら4位5位も可能かもしれない。
そう真理コーチから言われていたので、今年は自分の好きな個人TTには出ず、ロードのみに集中して臨みました。
いつもはレース5日前くらいからしかピーキングはしないけど、今回は2週間前から練習量を減らし、質を高めて徐々に体を尖らせていくイメージ。
ここまで疲労を抜いたことはなかったので、この期間に弱くなるんじゃないかと思ったけど、相当調子が良いのを感じていた。
w-upは今回はヴィクトワール広島さんの陣地で行わせていただきました。ありがとうございました🙏
ローラーでゆっくり汗を流した後は実走で心拍を上げて終了。スタートラインへ。
また、今回は、チームから針谷メカに帯同していただき、ストレスフリーでレースに臨むことができました。ありがとうございます!
今回はマスドスタートだったので、スタートからある程度のスピードで進む。
前回群馬で下りで遅れて以降、下りと8の字の練習をしてきたつもりだったが、周りに人が密集している状況でなかなか思うように車体を倒せず、ブレーキを多用してラインも外れてしまい、練習の成果を発揮できない状況。
1周目は散発的なペースアップみたいなものがあるものの登りでそんなにスピードが上がることなく終了。
2周目はそろそろアタックかかるかなと思い、前方へ。
というか、集団が大きくて下りが怖く、はやく人数減ってほしいな、誰かアタックしてほしいなと思っていた。
2周目で樫木選手が前に出てペースを上げたい感じだったので、これは上がるかなと思ってダンシングで踏みすぎてしまい、一時集団から抜け出す形になってしまった…。
これはやばいと思って次の下りで集団に戻ったもののその後の三段坂3つ目の坂で植竹選手のペースアップで金子選手がカウンターアタック。そこに着ききれなかった。
そのペースアップで前方集団も2つに分かれており、その2つ目の集団とはそこまで離れていなかったので必死に下りで追いかける。
でも、相手は集団。自分は1人。下り。
全力で追いかけて一時追いつきそうになるが後少しの差が全然縮まらない…。足もめっちゃきつい。まじで。いつもならここで諦めそうになるが、今日は全日本。このために練習してきた。とにかく諦めずに踏み切ると決めていたのでスタートフィニッシュラインを超えて下りに入っても踏む。
ここの下りは1人だったので、練習してきたことを出してなるべくエアロフォームで車体を倒して進む。
すると前方に集団が見えてくる。なんとか追いつく。でも息つく暇なく三段坂へ。
この時点で相当足にきており、登り初めから相当きつくて遅れてしまう…。
真理コーチと事前のミーティングで切れても絶対諦めないと約束していたので、とにかくアベレージ走で前を追う。
ここの1人アベレージ走ではものすごく集中できていた。集中できてたのは良いがドリンクも飲めておらず、、
案の定4周目に入るところで足が攣りかける。そこで我に帰り、ジェル補給して水分補給。すると、沿道の方から「前と1分30秒差!」と言われる。これは、と思い踏んでいくとしばらくして前方に伊藤選手が見えてくる。徐々に差を詰め、合流して2人で前を追う。
そのうちにその前を走っていた石田選手に追いつき、最終周の手前で古山選手にも追いつく。
ただ、自分の足攣りが限界を迎えており、体勢を変えたりして誤魔化しながら走る。
そんなことをしていたら伊藤選手石田選手がアタック。ダンシングはもう全くできなくなっていたけど、これを逃すと終わると思ったのでシッティングで追いかける。そこで踏んだらなぜか、足つりが軽減されて、三段坂へ。
登りの速い伊藤選手が行ってしまう。
着けなかった。
しばらくは石田選手と2人で走っていたが最後の1kmで着ききれず、そのままゴール。
前回2019年の全日本は3周?ほどでタイムアウトとなっているのでそれを考えると成長しているとは思う。また、今回は諦めなかった。そこが成長を感じられたし、自分の中では1つ殻を破れたと思う。
ただ、今回はトップ選手が出ていなかった。彼女が出ていればレースの展開は変わっていたと思うし、完走できていなかった可能性が大きい。それを考えるとまだまだ弱すぎる。
そして、2周目の無駄な足を使った瞬間は本当に無駄だった。こういうのを徹底的に直す努力をしていきたい。ここに関してはとにかくレースを積んでレース勘を養うしかない。
勝負どころまでちゃんと足を貯めて、勝負どころで練習してきたものを出す。その練習。
来年の全日本まであと8ヶ月。
来年は本気で表彰台を狙いたい。
少し休んで、確実に上で戦う準備をしていきたい。
最後になりますが、このコロナ禍大変な中、大会を開催していただき、ありがとうございました。
photo by : Kensaku Sakai